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おやつとミュージカルと名探偵と

ニューイヤー・ミュージカル・コンサート

 

すごいものに参加させてもらった。。。。。。!!!

 

海外ミュージカル、あまりちゃんと意識して観劇したことがなく。たしかウエスエンドではJersey Boys、ブロードウェイではLes Misを見たことはあるのだけど、当日空いてる席があるなら見とくか!ぐらいの気持ちでさらっと見たので、「みた」という事実しか記憶にない。

今回も「まあやちゃん出てるし1枚とっとこ〜」という感じでとりあえず取り、母にも「まあやちゃんがブロードウェイの人たちと歌うから来て」と上京してもらい、出演者の豪華さをぜんぜん理解しないまま着席してました...。

(なんならいっときペア割ですごい値引きしててチケット売れ行きよくないのかな?まあやち応援のためにもゆかねば!ぐらいの気持ちだった)

最初のThat's Entertainmentで無知を恥じ、幕間でお手洗いに並びながら、母と「あしたもききたい!!」「ききたい!!」「チケット取れそう?」「ぴあでまだ売ってるわ!!!」とその場で当日引換券を抑えて突発的に2daysに。

まだまだ初心者なので、はじめて聞く曲もたくさんあって、でもどれも本当にすばらしくて、3時間があっという間だった。こうやってミュージカルを楽しんで観劇するようになってから、望海さんや真彩ちゃんに趣味の世界を引き上げてもらえて....まさに、歌に浸かる幸せを心から感じる、圧倒的なコンサートでした。2023年がよい年になる予感しかしない。

 

Act.1

1. Another Op'nin, Another Show (Kiss me Kate) - Orchestra

雪組ファンにとってはお馴染みのメロディー。指揮の若林さんが手拍子へ導いてくれるはるか前から叩きたくてうずうずしていた。

2. That's Entertainment (Band Wagon) - All Casts

幕開けに最高の選曲。1日目、ここで「とんでもない皆さんなのでは.... ?」とやっと気づく。笑

3. My Favorite Things (Sound of Music) - Adam Jacobs

 みんなが舞台から去っていくのをにこにこしながら待つAdamかわいかった。よく聞くナンバーだけれど個性もでる不思議な曲。

4. Cabaret (Cabaret) - Rachel Tucker  

 LaMでお馴染みのCabaret!舞台に登場した瞬間ボルテージ上がった! そんなとこから出てくると思わんから拍手が間に合わない。笑 やーんかっこよかった!!!お姉様〜〜〜!

5. I could have Danced All Night (My Fair Lady) - 真彩希帆

 確かピンクのドレスだった?ような?とってもとってもかわいかった....真彩ちゃんはほんとに夢見ガールのお歌が似合う。王子様を待つというより、強めの意志を持って絶対自力で夢叶えたるタイプの夢見ガール。

6. Shall We Dance? (The King and I) - Ben Foster, Rachel Tucker

 お二人のダンスがちょぴっとぎこちなくて可愛い。渡辺謙さんでたしか上演していたよね。みたかったです....

7. Memory (Cats) - Ben Foster 

 女性ボーカルのイメージが強い曲だったけれどこれもすてき。高音の伸びがきもちよくてふわふわする。

8. A Whole New World (Aladdin) - Adam Jacobs, 真彩希帆

舞台セットが本当にすてきでぐっときて、来場者アンケートにも熱量をこめて書いたのだけど、背景に星空が出現して夢の世界だった〜〜〜!まあやちゃんはふわふわのお袖のついたAラインの紺のたっぷりチュールのドレス。ちらちらキラキラのグリッターが星座のようにまたたいているドレスなのだけれど、客席からはたくさんの青とグリーンのビジューがついているようにみえて、それもとっても素敵だった〜〜〜。ブライダルヒロさんがどんなオケージョンにも対応できることを真彩ちゃんを通して感じていて、いつか結婚式するときはぜひ試着しにいきたいなあ。

まあやちゃんわりと英語の歌詞きっちり歌わないとこ度胸があってすき笑

9. Lullaby of Broadway (42nd Street) - Ben Foster, Rachel Tucker

これ!!知らない曲だったのだけど、これも舞台セットがとっても素敵だった!

さっきまで空の上の夢の世界にいたのをささっと切り替えて、一気に都会のネオンの中に、という表現が、あれだけの少ない要素でできるんだ...!という。照明デザインは東京舞台照明の磯川敬徳さん。覚えた!

曲自体もおふたりがとっても楽しそうに歌っててたのしかった。

10. Think of Me (The Phantom of the Opera) - 真彩希帆

さきほどのドレスのお袖をはずして登場。クリスティーヌはお手のものだと思うけれど、まあやちゃんがどういう思いで別次元のクリスティーヌ(cf.ファントム)を演じているのか、いつかそういうコメンタリーもきいてみたいな、と思ったり。

11. Gethsemane (Jesus Christ Superstar) - Ben Foster 

 See How I Die.........が生で聞けたことは本当に財産....体がビリビリした。

12. The Winner Takes It All (Mamma Mia!) - Rachel Tucker 

母とちいさいころよくABBAを聴いていたので、母と聞けてよかったなと思った曲のひとつ。1日目、Rachelがこの曲でガッ!!!ともう一段階ギアを上げてきていてうおー!となったのを覚えている。

 

Act.2 

1. Tonight (Quintet) (West Side Story) - Orchestra

2. Maria - Adam Jacobs

 Adamの声質にぴったり合っててとってもすてきだったなあ

3. Tonight (West Side Story) - Ben Foster, 真彩希帆

 まあやちゃんのお召し替え。赤いドレス。はいかわいい。ちょうかわいい。AdamのTonyから一転、BenがTonyに切り替わるのだけれど、、Adamは一段甘いかんじ、Benは一段渋めなかんじ、という印象なので、大人のTonightだった〜〜〜はあすてきだった それにしても真彩ちゃん、このお二人とデュエットできた人、世界にもあんまりいないのでは? そしてそれを心から楽しんでいる真彩ちゃんがすごい。どこまでもついていきます。

4. Let it Go (Frozen) -Ben Foster, Rachel Tucker 

 レイチェルさんの白いドレスとってもすてきだった。オーロラカラーでどんな舞台照明にも映えてた。それにしても、どうしても劇中歌を期待しちゃうのにコンサートのときってだいたいエンディングバージョンだよね。ぜんぜんよいのですが。これも大好きな曲なのでたのしかった♪

5. Those Magic Changes (Grease) - Adam Jacobs 

 2日目は早々に手拍子が。でもなぜかチャチャッ・チャではなく、ウン・チャ・ウン・チャだったので(なに拍子というのでしょう)若干歌謡曲のような雰囲気になっておもしろかった笑 舞台ってほんとうに生物だなあ

6. One Night Only (Dream Girls) - Rachel Tucker 

ドリームガールズで私がいちばん好きな楽曲。最後の音程を上げていくところが圧巻。今年のドリガのハードルをぎゅいんぎゅいんにあげたと思う。笑

7. I am the Starlight (Starlight Express) - Ben Foster, Adam Jacobs

 これはきき慣れない演目、新しいのかなと思いきやyoutubeのコメント欄を見る限り欧米では20年以上前からあるものなのね...!

8. Je pense à lui (Don Juan) - 真彩希帆

 体に添った白いドレスにふよふよのストールのスタイル。ドンジュアン観に行けなかったけれど、きっといつか聞けると思っていたので聞けて嬉しかったな〜

9. Aladdin Medley (Aladdin) - Adam Jacobs 

 幸い劇団四季で予習済みだったので、頭のなかでコーラス再生しながら。いないはずの町人が見える....

10. The Music of the Night (The Phantom of the Opera) - Ben Foster 

 背もたれにつけている背中に汗をかいていたと思う。うう....。すばらしかった....。高音の調子が完全でなくとも、深くてあたたかくて伸びのある低音で魅せることができるすごいアーティストなのだと実感。引き出しの段数と奥行き。オペラ座の怪人、話がしんどいので何度もみたいものではないけれど、彼の演じる怪人を見てみたかったなあ。

11. Defying Gravity (WIcked) - Rachel Tucker 

   1日目はただただ圧倒されて、なんというかねじ伏せられた感じで、とんでもないもの聞いた!!という興奮さめやらぬ状態だったのだけれど、、心の準備をして挑んだ2日目、涙が止まらなかった。歌にパワーがありすぎて、自分の持てる感情の受容体のキャパシティを超えてしまったんだと思う。感情として感動しているレイヤーと、「こんなすごい歌を聴いている、、!」という俯瞰したレイヤーをいったりきたりしながら、ただただ、この1曲を完全に味わいたい...!と思っていたのを覚えている。けれどそんなふうに能動的な態度にならずとも、超新星の爆発のような力強さで歌を感じることができて、目の前の出来事が信じられないような気持ちで、めちゃくちゃ幸せで...。聞きながら「きっとこの感動を一生忘れない」と心から感じたのはたぶん、初めてのことだと思う。よく「天井ふっとびそう」っていうけど、あれって比喩やん。でもあの日のDGは、たぶんちょっと天井浮いてたと思うんよ

 

1日目はわりかし外国のお客様がいらしていて、ヒューヒュー!Bravo!みたいな声かけがあったのだけれど、やっぱりまだルール上はそういうのダメやから、、と、声で感動を伝えられないのがとてももどかしかった。日本のファンはこれだけ喜んでるよ!!ぜひまた来てね!!って伝えたくて。

でもきょうどなたかのツイートで、Raminが「日本のファンは僕の歌をとても真剣に聴いてくれるから大好きなんだ」といったことをおっしゃっていた、とみて、

拍手しかできなくてもきっと伝わっているよね、とちょっぴり期待をもったり。

海外では絶え間なくヒューヒュー言われてるだろうから物足りなく思ったりされないかなと不安な気持ちがあったけれど、きっときっとつたわっていると信じて、またの来日を楽しみにしている。

 

はあほんとうに素晴らしいものを年始からきけて、しあわせだーーー。