estis

おやつとミュージカルと名探偵と

オペラ座の怪人とさっくりアフタヌーンティー

先週すばらしいミュージカルナンバーをきいたばかりで、まだ興奮さめやらぬのだけれど、母に誘われて早速2023年1つめの観劇にいってまいりました。大阪四季劇場で、オペラ座の怪人

母のお友達が残念ながら濃厚接触になってしまったとのことで、急遽譲っていただいたチケット。券面をみてびっくりの4列目、ヒエ〜〜

 

 

着席してまたまたびっくり、1列目の中央席が取り払われている関係で、実質3列目!

 

ついこの間ニューイヤー・ミュージカル・コンサートをみて、Ben FosterのMotNとまあやちゃんのThink Of Meをきいて、一度四季のをみたいな〜〜と思っていたところだったので、チケットが降ってくるだけでもびっくりだったのに、、

大変なお席に座ってしまったわ!!と動悸が止まらぬまま開幕し、圧巻!!!という感情のまま終了したのでした。舞台装置すご〜〜〜〜い!なにあれ!!

ストーリーは映画版を見たことがあったのでだいたいは把握していたのだけれど、正直雪組ファントムで上書きされてラウルのことをあんまり覚えてはいなかったので、演者さんのお芝居をじっくり味わうというよりはただただ、圧倒され。こんなに前で舞台をみたことがなかったので、舞台装置の細かさに注目したりでたいへん忙しく大満足な観劇でした。それにしてもクリスティーヌはファントムでもオペラ座の怪人でも、はちゃめちゃな感情爆弾でついていくのがたいへん。

 

ただやっぱりあのお席は通い詰めた方々のためのお席で、おそらくH列あたりが一番見やすいのではないかと思う。上から奥からと色々なところに仕掛けがあるので、ある程度舞台をひろく視界に入れられるほうが楽しめそうと思った。あと、ところどころお歌が録音だったような....と思ったらこれは有名な話らしい。そりゃあんな高い音毎日出せないよね。

 

観劇前の腹拵えは、ホテルグランヴィア1階のカフェでかるーくアフタヌーンティー。2名で5600円という破格で、破格すぎて1名あたりの値段だと思っていてお会計でびっくりしたぐらい...。

上から、サーモンとチーズのサンドウィッチ、パルメザンチーズのクッキー、バスクチーズケーキ、カヌレ(プレーン)、チョコレートマカロンマスカルポーネジェラートに、ベリーソースをかけていただく。全体的にマミーガトーで肩肘はらないカジュアルな内容でした。

カヌレが入ってるのめずらしいよね。余談だけれど朝、羽田空港のPAULでカヌレを箱で購入してしまってたので、カヌレを発見した瞬間ちょっと笑っちゃった。

スコーンにジャムとクロテッドクリームがしっかりついてきたので一瞬とてもテンションがあがったけれど、スコーンは焼きたてでないどころかつめたくて(しょんぼり)、お茶にたくさん種類があるわけではないし、で、さくっとお腹になんか入れときたいけど楽しいオヤツ感がほしいときにはありかな!

同じ値段出してもデリーモだとパフェだけだし、1時間半しっかり座って給仕してもらえるなら、全然よい。メインはおしゃべりだし、NYのグランドセントラル駅のオイスターバーのようなこじゃれた雰囲気のお店で、ソファ席に座っておしゃべりするのはとても楽しかった。

 

四季はむかし同じ場所でライオンキングを見たのと、東京で22年夏にアラジンをみたきりなので、そのうちにアナ雪やリトル・マーメイド、美女と野獣もみてみたい。あとなにより23年秋からのWickedが楽しみでたまらない.......!

 

ニューイヤー・ミュージカル・コンサート

 

すごいものに参加させてもらった。。。。。。!!!

 

海外ミュージカル、あまりちゃんと意識して観劇したことがなく。たしかウエスエンドではJersey Boys、ブロードウェイではLes Misを見たことはあるのだけど、当日空いてる席があるなら見とくか!ぐらいの気持ちでさらっと見たので、「みた」という事実しか記憶にない。

今回も「まあやちゃん出てるし1枚とっとこ〜」という感じでとりあえず取り、母にも「まあやちゃんがブロードウェイの人たちと歌うから来て」と上京してもらい、出演者の豪華さをぜんぜん理解しないまま着席してました...。

(なんならいっときペア割ですごい値引きしててチケット売れ行きよくないのかな?まあやち応援のためにもゆかねば!ぐらいの気持ちだった)

最初のThat's Entertainmentで無知を恥じ、幕間でお手洗いに並びながら、母と「あしたもききたい!!」「ききたい!!」「チケット取れそう?」「ぴあでまだ売ってるわ!!!」とその場で当日引換券を抑えて突発的に2daysに。

まだまだ初心者なので、はじめて聞く曲もたくさんあって、でもどれも本当にすばらしくて、3時間があっという間だった。こうやってミュージカルを楽しんで観劇するようになってから、望海さんや真彩ちゃんに趣味の世界を引き上げてもらえて....まさに、歌に浸かる幸せを心から感じる、圧倒的なコンサートでした。2023年がよい年になる予感しかしない。

 

Act.1

1. Another Op'nin, Another Show (Kiss me Kate) - Orchestra

雪組ファンにとってはお馴染みのメロディー。指揮の若林さんが手拍子へ導いてくれるはるか前から叩きたくてうずうずしていた。

2. That's Entertainment (Band Wagon) - All Casts

幕開けに最高の選曲。1日目、ここで「とんでもない皆さんなのでは.... ?」とやっと気づく。笑

3. My Favorite Things (Sound of Music) - Adam Jacobs

 みんなが舞台から去っていくのをにこにこしながら待つAdamかわいかった。よく聞くナンバーだけれど個性もでる不思議な曲。

4. Cabaret (Cabaret) - Rachel Tucker  

 LaMでお馴染みのCabaret!舞台に登場した瞬間ボルテージ上がった! そんなとこから出てくると思わんから拍手が間に合わない。笑 やーんかっこよかった!!!お姉様〜〜〜!

5. I could have Danced All Night (My Fair Lady) - 真彩希帆

 確かピンクのドレスだった?ような?とってもとってもかわいかった....真彩ちゃんはほんとに夢見ガールのお歌が似合う。王子様を待つというより、強めの意志を持って絶対自力で夢叶えたるタイプの夢見ガール。

6. Shall We Dance? (The King and I) - Ben Foster, Rachel Tucker

 お二人のダンスがちょぴっとぎこちなくて可愛い。渡辺謙さんでたしか上演していたよね。みたかったです....

7. Memory (Cats) - Ben Foster 

 女性ボーカルのイメージが強い曲だったけれどこれもすてき。高音の伸びがきもちよくてふわふわする。

8. A Whole New World (Aladdin) - Adam Jacobs, 真彩希帆

舞台セットが本当にすてきでぐっときて、来場者アンケートにも熱量をこめて書いたのだけど、背景に星空が出現して夢の世界だった〜〜〜!まあやちゃんはふわふわのお袖のついたAラインの紺のたっぷりチュールのドレス。ちらちらキラキラのグリッターが星座のようにまたたいているドレスなのだけれど、客席からはたくさんの青とグリーンのビジューがついているようにみえて、それもとっても素敵だった〜〜〜。ブライダルヒロさんがどんなオケージョンにも対応できることを真彩ちゃんを通して感じていて、いつか結婚式するときはぜひ試着しにいきたいなあ。

まあやちゃんわりと英語の歌詞きっちり歌わないとこ度胸があってすき笑

9. Lullaby of Broadway (42nd Street) - Ben Foster, Rachel Tucker

これ!!知らない曲だったのだけど、これも舞台セットがとっても素敵だった!

さっきまで空の上の夢の世界にいたのをささっと切り替えて、一気に都会のネオンの中に、という表現が、あれだけの少ない要素でできるんだ...!という。照明デザインは東京舞台照明の磯川敬徳さん。覚えた!

曲自体もおふたりがとっても楽しそうに歌っててたのしかった。

10. Think of Me (The Phantom of the Opera) - 真彩希帆

さきほどのドレスのお袖をはずして登場。クリスティーヌはお手のものだと思うけれど、まあやちゃんがどういう思いで別次元のクリスティーヌ(cf.ファントム)を演じているのか、いつかそういうコメンタリーもきいてみたいな、と思ったり。

11. Gethsemane (Jesus Christ Superstar) - Ben Foster 

 See How I Die.........が生で聞けたことは本当に財産....体がビリビリした。

12. The Winner Takes It All (Mamma Mia!) - Rachel Tucker 

母とちいさいころよくABBAを聴いていたので、母と聞けてよかったなと思った曲のひとつ。1日目、Rachelがこの曲でガッ!!!ともう一段階ギアを上げてきていてうおー!となったのを覚えている。

 

Act.2 

1. Tonight (Quintet) (West Side Story) - Orchestra

2. Maria - Adam Jacobs

 Adamの声質にぴったり合っててとってもすてきだったなあ

3. Tonight (West Side Story) - Ben Foster, 真彩希帆

 まあやちゃんのお召し替え。赤いドレス。はいかわいい。ちょうかわいい。AdamのTonyから一転、BenがTonyに切り替わるのだけれど、、Adamは一段甘いかんじ、Benは一段渋めなかんじ、という印象なので、大人のTonightだった〜〜〜はあすてきだった それにしても真彩ちゃん、このお二人とデュエットできた人、世界にもあんまりいないのでは? そしてそれを心から楽しんでいる真彩ちゃんがすごい。どこまでもついていきます。

4. Let it Go (Frozen) -Ben Foster, Rachel Tucker 

 レイチェルさんの白いドレスとってもすてきだった。オーロラカラーでどんな舞台照明にも映えてた。それにしても、どうしても劇中歌を期待しちゃうのにコンサートのときってだいたいエンディングバージョンだよね。ぜんぜんよいのですが。これも大好きな曲なのでたのしかった♪

5. Those Magic Changes (Grease) - Adam Jacobs 

 2日目は早々に手拍子が。でもなぜかチャチャッ・チャではなく、ウン・チャ・ウン・チャだったので(なに拍子というのでしょう)若干歌謡曲のような雰囲気になっておもしろかった笑 舞台ってほんとうに生物だなあ

6. One Night Only (Dream Girls) - Rachel Tucker 

ドリームガールズで私がいちばん好きな楽曲。最後の音程を上げていくところが圧巻。今年のドリガのハードルをぎゅいんぎゅいんにあげたと思う。笑

7. I am the Starlight (Starlight Express) - Ben Foster, Adam Jacobs

 これはきき慣れない演目、新しいのかなと思いきやyoutubeのコメント欄を見る限り欧米では20年以上前からあるものなのね...!

8. Je pense à lui (Don Juan) - 真彩希帆

 体に添った白いドレスにふよふよのストールのスタイル。ドンジュアン観に行けなかったけれど、きっといつか聞けると思っていたので聞けて嬉しかったな〜

9. Aladdin Medley (Aladdin) - Adam Jacobs 

 幸い劇団四季で予習済みだったので、頭のなかでコーラス再生しながら。いないはずの町人が見える....

10. The Music of the Night (The Phantom of the Opera) - Ben Foster 

 背もたれにつけている背中に汗をかいていたと思う。うう....。すばらしかった....。高音の調子が完全でなくとも、深くてあたたかくて伸びのある低音で魅せることができるすごいアーティストなのだと実感。引き出しの段数と奥行き。オペラ座の怪人、話がしんどいので何度もみたいものではないけれど、彼の演じる怪人を見てみたかったなあ。

11. Defying Gravity (WIcked) - Rachel Tucker 

   1日目はただただ圧倒されて、なんというかねじ伏せられた感じで、とんでもないもの聞いた!!という興奮さめやらぬ状態だったのだけれど、、心の準備をして挑んだ2日目、涙が止まらなかった。歌にパワーがありすぎて、自分の持てる感情の受容体のキャパシティを超えてしまったんだと思う。感情として感動しているレイヤーと、「こんなすごい歌を聴いている、、!」という俯瞰したレイヤーをいったりきたりしながら、ただただ、この1曲を完全に味わいたい...!と思っていたのを覚えている。けれどそんなふうに能動的な態度にならずとも、超新星の爆発のような力強さで歌を感じることができて、目の前の出来事が信じられないような気持ちで、めちゃくちゃ幸せで...。聞きながら「きっとこの感動を一生忘れない」と心から感じたのはたぶん、初めてのことだと思う。よく「天井ふっとびそう」っていうけど、あれって比喩やん。でもあの日のDGは、たぶんちょっと天井浮いてたと思うんよ

 

1日目はわりかし外国のお客様がいらしていて、ヒューヒュー!Bravo!みたいな声かけがあったのだけれど、やっぱりまだルール上はそういうのダメやから、、と、声で感動を伝えられないのがとてももどかしかった。日本のファンはこれだけ喜んでるよ!!ぜひまた来てね!!って伝えたくて。

でもきょうどなたかのツイートで、Raminが「日本のファンは僕の歌をとても真剣に聴いてくれるから大好きなんだ」といったことをおっしゃっていた、とみて、

拍手しかできなくてもきっと伝わっているよね、とちょっぴり期待をもったり。

海外では絶え間なくヒューヒュー言われてるだろうから物足りなく思ったりされないかなと不安な気持ちがあったけれど、きっときっとつたわっていると信じて、またの来日を楽しみにしている。

 

はあほんとうに素晴らしいものを年始からきけて、しあわせだーーー。

ミュージカル『ヘアスプレー』と食い倒れの記憶

最高!!!!の一言で終わってしまいそうだけれど、

大好きの気持ちを忘れたくないので、ちゃんと書く!

 

 

 

テニミュを通ったキャストさんたちのことは「推し」とまではいかずともだいたい「うちの子」と思って見ているので、そんな気持ちで挑んで大変な思いをしました。あまりにカッコ良すぎて.............三浦リンクが。

レミゼでも十分お顔に好ましい印象は抱いていたのだけれど、これでもかとキメまくるリンクに呆然。あんなにかっこいいなんて聞いてないんよ〜〜〜お歌ももちろんのこと(ちょっとハスキーな感じもとてもよい)のだけれど動きが。すべての動きがどうみてもヒーロー然としている。あまりにも0番が似合う。どうにかして三浦くんに黒燕尾を着せて大階段で踊ってもらえないだろうか。中央のピンスポでキメるところが見たい....。横顔といい、後ろからみたシルエットといい、なにもかもかっこよくてオペラがおろせなかった。もうジャパニーズザックエフロンはヒロキミウラで決まりでいいと思う。(最近あまり見なくなっちゃったけどHSMのころはみんなのヒーローだったよね...)あらゆるザックを演じてほしい。

 

これは古川雄大さんが不二先輩を演じられていたとき(このあたりはまだキャッチアップしていた)も思っていたのですが、やっぱりバレエは究極のダンスなんだ、と感じています。人体の動きでいちばん美しい。まっすぐ1本に通ってぶれない軸、指の先1本までぴんと神経が通っていてひときわ鮮やかで。色々な種の踊りの訓練を積んでいるみなさんの中でもすごく目立つ。もちろんバレエだけの影響ではなくてご本人のたゆまぬ研鑽の結果だとは理解しているけれど、ひとの動きがただただ美しくて、目がはなせないというのは初めてだった。ただのリンクでなく踊りが美しいリンクであることで、「モテたがりのイケメン」という軟派なイメージではなく「品行方正でいい子、アンバーのことも(自分がいい子であるが故に)意地悪な一面に気づけず愛しているが、あるときトレイシーに(なぜか)一目惚れしたイケメン」というようにより立体感のある人物像になっている気がしたり。トレイシーに一目惚れする理由はやはりよくわからないのですが。「実はママに似てた」とかだったら嫌だけど三浦リンクならそれでもいいでーす!

 

三浦くんの衝撃はさておき、2020年のチケットが紙切れになってしまっていたので再演できてほんとによかったなと思う。正直なおみちゃんの歌唱力を知らずどうなのかなと思っていたところもあったのですが、特筆してうーんと思うところもまったくなく。直美ちゃんのNY行きもありタイミング的にCrystal Kayさんの出演は叶わなかったけれど、エリアンナさんの圧倒的声量と表現力、ほんとにすばらしかった。あのお役ができるキャストさんが日本に二人もいらっしゃるということに喜びを感じたり(望海さんとDream Girlsのお役を競ったりしたのかなという妄想もしたり)。清水くるみさんも田村芽実さんもキャラクターにぴったりのキュートな実力派で、石川禅さん、山口祐一郎さんという名優が固めて、魅惑の可知寛子さんが笑わせてくれて。笑 演者への違和感がまったくない、最強の布陣が集められていた印象。海外ミュージカルの日本初演とはかくあるべきだなあ。円盤の発売がないことが悔やまれる。

 

ただお話の流れとしてはすこし??と感じる部分も。たとえばとつぜんトレイシーが公民権運動に目覚める流れ(本人的にはスクールカーストとセグリゲーションに共通のつらさを感じているのかもしれないけれど、同じ尺度ではかるべきものではなく、あの関わり方を受け入れてくれるコミュニティに一定の違和感は感じざるを得ないので)、リンクがトレイシーに陥ちる理由(もはやここは笑いでカバーしていた)、アンバーちゃんの宇宙人ナンバーの唐突さと品のなさ(かわいいのでまあいっかとなるが)など。とにかくすべてのナンバーを時間内で歌って踊るぞ!という盛りだくさん構成なので多少説明に欠けるところがあっても仕方ないのかな、とは思います。ハッピーミュージカルが見たい!という気持ちにたいしては十分な内容だと思う。

 

悪名高いブリリアを避けて博多座のチケットを取っていたので、前乗りしてアマム・ダコタンでパンを仕入れて大濠公園でさくっとピクニック。いいお天気でとっても気持ちよかった〜。

ソワレ終了後に流れるように移動して食べられるようとり田を予約しておいた。博多のいいところは夜が長いこと、21時からお鍋たべさせてくれるお店、東京ではなかなかなさそう。スタッフさんも気さくでたのしいごはん。

ついでに翌日、帰宅前にしっかり鈴懸でおやつ食べました。マチネソワレ前後はめちゃくちゃ混むので自分が観劇しない日にいったほうがゆっくりできる。鈴懸のパフェ、なぜかいつも記憶をなくしてサイズを侮ってしまいおなかぱつんぱつんになってしまう。小さくみえるけどアイス3スクープのってるので...。

 

チケットを追加した梅芸公演では、梅田に出たついでにDEL'IMMOで梨パフェをいただいて帰りました。日比谷店にもよくお世話になっているけれど、ごはんもパフェも食べれて回転がはやいので観劇終わりにも寄りやすくて好き。

 

先日パリへいったときにComiceという洋梨を食べてとてもおいしかったので梨にはまっており、そういう流れで洋梨とキャラメルがメインキャストの「Princess Emma」というパフェを注文。和梨と比較すればクリーム系との相性は良いとは思うんだけど、梨のナイーブな甘さに対してコントラストがつよくて、あとに残る印象はキャラメルが圧勝だったかも。前にたべたピスタチオホリックがマイベストデリーモだなあ。次に時期がきたら桃も食べたい。

 

というわけでヘアスプレーにかこつけて博多と梅田で食べたいものたべた、という記録でした。三浦くんのキングダムをみるためにいまがんばってアマプラでアニメを消化しています。うーんだいぶ道のりが長い。チケットが取れる見込みは、ない。笑

望海風斗20th Anniversary ドラマティックコンサート『Look at Me』ウインク愛知

 国際フォーラムの初日チケットをnozomist経由でとっていたのですが、出張が入ってしまい泣く泣く母に一人で行ってきてもらったところ、終了後大興奮で「次のチケットの日まで我慢せんとはよ見た方がいいで!」と連絡がきて、あ、やっぱり?となったものの、東京のチケットはさすがに取れず。奇跡的に名古屋の初日がまだ空いていたおかげでMy初日を早めることができたのでした。ありがとうウインク愛知の人。ありがとうワタナベエンタ。おかげで人生における幸福な時間の分母が増えました...。


 さて、実ははじめてのウインク↑愛知、アクセスが良くてびっくり。こんなに主要駅から近くて、アーティストとの距離もちょうどいいハコがあるなんて知らなかった。ギリギリでとったのでほぼ最後列だったのだけれど、国フォCホールのあの遠すぎる絶望感もなく、後方でも傾斜がきちんとあってかなり視界も良好、肉眼でもオペラでも両方で楽しめて、かつ、コンパクトでうろうろせずにすむとてもよい会場でした。(最前列なんてもはや手を伸ばせば届く距離に見えた..!!)

 

 望海風斗に歌えない曲はないのか?!というのは宝塚ファンからよく聞こえる叫びだけれど、まさにその通りで、かつ、構成・演出にも無駄がなくただひたすら歌い踊り明かす望海さんを眺めることができる公演でファン冥利に尽きました。SPEROのときよりも広くなった、力強くなったと感じる音域と、曲ごとに本当に同じ人なのかと疑ってしまうほどの一瞬の表情・歌い方・雰囲気の切り替わりに、いつまでもどこまでも高みを目指す姿にくらくらさせられてしまう。以下、とくにギュンとした曲目たち。

  1. 田園
    望海さんの声で”それでいいんだ”と言われるほんとうにそう思える、圧倒的説得力。クオーターライフクライシスを引きずり気味なので、お歌のメッセージもさながら、もしかして望海さんもお若いころ玉置浩二に励まされながら色々なことを乗り切られたりもされました....?、という意味でも強いエールを感じる。やっぱり望海さんの低い声が好きだなあ。出演者さんと肩を組んで楽しそうに歌っているところも本当によい。「好きな人が笑顔で楽しそうに自分を応援してくれる歌を歌ってくれている」という両手いっぱいの幸福感に、あしたからも頑張ろう...とかなり序盤から活力を貰えた。
  2. 帰ろう
    ほかにも好きな曲はあるけれど、生で歌声を聞くことのよろこびを一番感じたのはこの曲かもしれない。サビの「帰ろうー♪」のところの歌声が細胞まで届いてほんとうに心地よい。寒い日のおふろに浸かった瞬間。好きな人と寒い日に手を繋いだときの「これこれ」の感覚。頭から足先までさ〜〜〜っと音が通過していくような言葉にできない気持ちよさ...。ところで望海さん強火担のまあやちゃんはすきなアーティストさんのすきな曲を望海さんが歌うことについていったいどんな感想を抱いているのか気になる(パンフレットの強火コメントがかわいかったです)。
  3. Music is My Life(アカペラ)
    繰り返しBDで見ている「白いお衣装で、雪組のみんなと客席を愛おしそうに見ながら最高の笑顔で歌っている」あのシーンを思い出してマスクべちゃべちゃになった。えーん。好き。ひかりちゃんが「自分にとって音楽は何か」を思い出し、自分を奮い立たせる切り替えのための挿入歌。使い方がうますぎて目頭ツーンどころの騒ぎではない。加えてアカペラ。贅沢すぎた。6時間かけて鶏肉と野菜からつくったぜいたくなコンソメスープをなんてことないですよ〜という雰囲気で飲まされたような気分。突然だけど自然でほっとする演出。なぜかちょっと恥ずかしくなってしまうのであまりコンサート中の小芝居はすきではないのだけど、Music is My Lifeを地でゆく望海風斗さんの悩みの変遷を覗いているようで、ひかりちゃんの設定はけっこう受け入れやすかったなと思う。等身大ののぞみさんを見せてくれているようで、素直にファンとしてとてもうれしい。いつまでもMusic is My Lifeと歌い続ける望海さんを見ていられたらいいな、と、目の前の感動とファンとしての視点からまた泣いてしまうのであった。わーん。好きです...。(2回目)
  4. 最後のダンス
    やはりどうしても男役・望海風斗の残り香にときめいてしまうので、脚を拡げて下から睨み上げるようなスタンスで、低音を響かせて歌う最後のダンスだけは聞き惚れ・見惚れで大忙し。気付けば手を組んで祈りのスタイルで見ていた。このときのヘッドドレスもすごく素敵だったなあ。必死に「もしかしてnozomiとか書いてある?(cf:エリザガラコン)」とデザインを紐解こうとしたんだけどちょっと遠くて、そしてほかの感情が忙しくてむりだった。もしかして手作りだったり...?まあやちゃんに手伝ってもらったり....されたりしてます...?さすがに違うかな?
  5. 僕こそ音楽
    のぞツァルト観たかった。ベトベンももちろんハマっていたんだけど、のぞツァルト見たかったおばけが消えなかったのでここでやっと成仏できた。コンサートも終盤にさしかかりこちらはちょっと息切れしているような状態だけれど望海さんはどこまでも全力。幕間なしでこれだけの曲を歌い切る圧倒的パワー。続けてのDon't Rain on My Paradeもパワフルで素敵だった!

 びっくりしたのは、意外と英語の曲も抵抗なく歌われているっぽいこと。Broadway Melodyなんてほとんど英語だったような。あまり好きじゃないのかな?と勝手に思ってたのでどんどん新しいことに挑戦されているんだな〜とわくわく。Look at Meの開催が発表されて以来、タイトルにかけてLea Salonga「Reflection」を聴きたいな("Look at me..."ではじまる歌、かつ、長いトーンのつづく曲なのできっと望海さんが歌ったらすばらしいとおもうのです)と叶わぬ夢を抱きつづけているので、いつかもしかしたら、と希望が持てた。歌詞の趣旨はもちろん「歌は我が人生」とか「見つけてくれてありがとう」とは異なるけれども。Dream Girlsでお歌いになられるListenはもしやもしやの英語歌唱だろうか。こちらも望海さんの声で聴きたすぎる曲目なので楽しみ。

 

 多少のいじわるな視点が入ってしまうのだけれど、グッズに関するレポで「アクスタのお衣装は当日着用されていないのであまり購買意欲がそそられない」という感想を見かけていて、ふーんそうなのか程度に思っていたところ、黒のマタニティドレスみたいなのとハロウィンを引きずってる紐がいっぱいついてるオモシロ衣装をみて、これでよかったのではないかしらと思ってしまった。笑 メタモルフォーゼと洗練とすこしの遊び心の効いたすてきなパンフ・アクスタ用衣装、どれもかわいくて選べない。置く場所を考えてから買うべく購入は次回に見送っていますが、全身白のか、マンマミーアスタイルの青ののぞみさんをお迎えする気がしています。

のこり2回しか見れないのだけれど、大阪・福岡もとっても楽しみ。